ニュースリリース
ニュースレター
2025.10.30
旭化成ホームズ株式会社
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二)GREENOVATION(グリーノベーション)推進室は、「トリプルガラスサッシ(以下、トリプルサッシ)採用者と非採用者の意識・満足度調査」を実施しましたので、その分析結果をお知らせします。
1.トリプルサッシ採用者は、「高断熱・高気密による夏涼しく冬暖かい室内環境」を最も重視し、満足度が60%で高い
2.トリプルサッシ採用者は、冬の住環境に対する「大変満足+満足」が約80%
3.トリプルサッシ採用者の「建替え・住替えに対する大変満足度」は43.2%と非採用者に比べ約10ポイント高い
4.トリプルサッシ層の共感するライフスタイルTOP3は、「健康」「リラックス」「安心」で、住まいの満足度は日常の幸せと深く関係する
| 1.調査の目的 | トリプルサッシ採用者と非採用者の満足度・意識比較によってサッシガラス価値の実態を探る |
|---|---|
| 2.調査時期 | 2025年8月22日(金)~8月27日(水) |
| 3.調査方法 | WEBアンケート調査 |
| 4.調査対象 | 首都圏在住 30-79歳(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県) |
| 5.調査対象数 | 10年以内に戸建を新築した方 309名(トリプルガラス95s、ペアガラス165s、シングルガラス49s)(以下、 ペアサッシ、シングルサッシ) |
トリプルサッシを採用した方の71.8%が「高断熱・高気密による夏涼しく冬暖かい室内環境」を最も重視しており、60%がその点に満足していることが分かりました。また、「地震に強い構造」も65.3%が重視しており、安全性への関心も高い傾向です。一方、ペアサッシ・シングルサッシ採用者では、「暮らしに合った間取り・内装・設備、収納(58.8%)」や「住まいの面積・部屋数(55.1%)」が重視されており、それぞれの満足度も約5割と高めの結果でした。トリプルサッシ採用者は重視する項目が多く、住宅選びにおいて快適性・安全性・環境性など多角的な視点を持っていることがうかがえます。
図1 現在の住宅を検討された際の重視点(MA 数字は%)
図2 実際に住んで満足している点(MA 数字は%)
トリプルサッシ採用者は、冬の住環境に対する「大変満足+満足」が約80%と快適な暮らしを実感していることが明らかになりました。特に「冬の大変満足度」は28.4%と、ペアサッシ(18.8%)・シングルサッシ(10.2%)採用者との間に顕著な差が見られます。この差は、熱貫流率(U値)の低減による窓からの熱損失の抑制が主な要因と考えられますが、加えて、トリプルサッシ採用者は壁や屋根材などの断熱性能が高い建材を併用している可能性も示唆されます。
図3 温熱満足度 冬季の暖かさ
トリプルサッシを採用した方の「建替え・住替えに対する大変満足度」は43.2%と、他のサッシ種別と比較して最も高い結果となりました。この高い満足度は、窓の断熱性の高さによる快適な室内環境だけでなく、空調効率の向上による光熱費の軽減、窓周辺の不快感や結露の抑制によるメンテナンス負担の軽減、さらに外部からの遮音性の向上など、複数の要因が影響していると考えられます。
図4 あなたの現在の住まいへの建替え・住替え満足度
すべてのガラス種採用者において、「日常の生活の幸せ」と「住まいの総合的な満足度」が「大いに関係する」または「関係する」と答えた方が7割を超えました。特にトリプルサッシ採用者では「多いに関係する」が31.6%と、他の層より高い傾向が見られます。また、トリプルサッシ採用者が共感するライフスタイルとしては、「健康でありたい」(68.4%)、「リラックスしたい」(64.2%)、「安心したい」(57.9%)が上位を占め、快適で安全な住環境への関心が高いことがうかがえます。
図5 「日常の生活の幸せ」と「現在の住まいの総合的な満足度」はどの位関係していると思いますか
図6 どんな気持ち・ライフスタイルに共感するか(MA 数字は%)
近年、住宅の快適性や環境性能への関心が高まる中で、窓の断熱性能が住まいの満足度に与える影響が注目されています。特にトリプルサッシは、高断熱・高気密による快適な室内環境を実現する要素として評価されており、採用率も年々増加傾向にあります。
こうした背景から今回の調査では、高断熱化の大きな要素である「トリプルサッシ」に着目しました。トリプルサッシの採用者と非採用者の意識や満足度の違いを明らかにすることで、窓の性能が暮らしに与える価値を多角的に探りました。
当社はこれからも人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスを追求することで、長く愛され続ける企業を目指してまいります。
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
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旭化成ホームズ株式会社 広報室
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